外国製フィナステリド含有薬のフィンペシアとは

AGA(男性型脱毛症)の治療が可能な育毛剤にはたくさんの種類があります。その中の一つである「フィンペシア」は、インドの製薬メーカーであるCipla社が製造・販売している医薬品で、プロペシアのジェネリックとして位置づけられる医薬品の一つとして口コミでは評判となっています。このようなフィンペシアとは、いったいどのような薬なのでしょうか。

フィンペシアの薬効はプロペシアと同じで、服用することによってAGAの症状の進行を遅らせます。この効果は有効成分であるフィナステリドの作用によってもたらされるものです。この物質は体内で5αリダクターゼと呼ばれる還元酵素を阻害する作用があります。この5αリダクターゼは、テストステロンという男性ホルモンと結合してジヒドロテストステロンという別の男性ホルモンを作り出します。ジヒドロテストステロンは体毛を濃くする作用や、男性器の発達を促進する作用がある一方で、性欲減退や脱毛促進の作用もあります。ジヒドロテストステロンは身体の発達にとって重要な男性ホルモンですが、過剰に生成されるとAGAの症状である薄毛が進行しやすくなります。つまり、フィナステリドのAGAの症状進行の遅延効果は5αリダクターゼを阻害してジヒドロテストステロンの生成量を制御することによってもたらされるというわけです。

フィンペシアは抗ウイルス薬などとは違い、長期間断続的に服用を続けることによって効果を実感することができます。はっきり効果がわかるまでの期間は個人差がありますが、服用した人の殆どは3~6ヶ月程度で効果を実感しています。フィンペシアが口コミで評判となっている理由は薬価の面にもあります。フィンペシアにはプロペシアと同様に0.2mg錠と1.0mg錠の2種類がありますが、プロペシアは1ヶ月分(28錠)の値段が7,000~10,000円程度なのに対して、ジェネリックであるフィンペシアは1箱30錠タイプで2,100~3,500円程度と安価で手に入れることができます。

最近ではオンライン診療を中心に海外製フィナステリドを処方するケースが増えており、湘南美容クリニックやAGAスマートクリニック、クリニックフォアなどの病院において、安価なフィナステリドを病院で処方を受けることが出来る様になりました。

フィンペシアはプロペシアと同等の効果を安い価格で得ることができます。しかし、日本国内では認可されていない医薬品であるため、店頭で手に入れることはできず、通販サイトなどから個人輸入して手に入れることになります。個人輸入をする場合は、副作用などのあらゆるリスクは全て自己責任となるので、リスクを負うのを不安に感じているのならば、医療機関で診察を受けてプロペシアを処方してもらいましょう。

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