ミノキシジルと同様に、薄毛治療の有効成分として知られているのが「フィナステリド」ですが、このフィナステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬としてアメリカで開発された成分で、その後薄毛治療薬に改良されて販売されるようになったものですが、この有効成分を含んだ治療薬である『プロペシア』は、日本では医療機関にて医師の診断のもとで処方してもらわなくてはならず、またその価格も約1ヶ月分で7,500円～8,000円と高額であるほか、クリニックによってその値段にも違いがあるのです。
そこで今、多くの男性型脱毛症（AGA）で悩む男性から注目されている治療薬が、大手製薬会社であるファイザー社から販売されたフィナステリド錠「ファイザー」で、この治療薬はプロペシアのジェネリック医薬品として大きな注目を浴びているのです。
では、このジェネリック医薬品はどのような特徴があり、またどのようなメリットがあるのでしょうか？
有効成分フィナステリドを配合した「プロペシア」のジェネリック医薬品は、ファイザー社からフィナステリド錠0.2mg「ファイザー」・フィナステリド錠１mg「ファイザー」という名称で販売されており、成分の含有量が0.2mgと1mgの2種類を用意しることで、成分を服用したことによる副作用を起こしやすい方でも安心して使用できるようになっています。
「ファイザー0.2mg」と「ファイザー1mg」は、製薬会社であるMSD株式会社が製造するプロペシアの有効成分の特許期間満了後に、厚生労働省の承認を得て他の製薬会社が同じ有効成分で、同じ効果・効能を持った治療薬を製造したもので、プロペシアよりも安価で購入することが可能となり、継続治療が必須となるAGA治療においては大変価値のある薬であると言えます。
ファイザー社は、2015年2月19日に日本で初めてプロペシアのジェネリック医薬品として、フィナステリド錠0.2mg「ファイザー」とフィナステリド錠１mg「ファイザー」の製造販売承認を取得し、2015年4月6日に正式に販売を開始したことで、薄毛治療の業界において大きな注目を与えることになったのです。ファイザーに続いて、現在では沢井製薬やクラシエなどもプロペシアのジェネリック薬品を製造販売しており、薄毛治療もより身近になりつつあると共に、今まで海外製の安価な治療薬を個人輸入していた方も、より副作用の心配が少ない治療薬を安全に使用できるようになったことも大きなメリットでもあります。
フィナステリド錠「ファイザー」は、1mg・28錠入りで販売当初は約6,000円～7,000円という価格で市場に出回っていましたが、製造する製薬会社が増えたことや流通する数が増えたことなどから徐々に値下げされつつあり、インターネット通販などでは1箱（28錠入り）で約4,900円、5箱セットで購入すると約4,500円で購入が可能となっており、プロペシアの約半額で購入することができるようになっています。
フィナステリドの日本正規ジェネリック医薬品であるファイザーは、AGAで悩むあらゆる男性に使用していただけるよう、1mgに加えて副作用がより起こりにくい0.2mgもプラスして販売しているので、初めは0.2mgから使用を開始し、副作用が現れなかったら頭皮の症状に合わせて1mgへと移行するという使用方法ができるもの、多くの男性から人気を得ている理由の一つです。
AGA治療は長い時間をかけて行っていくことが重要であるため、より安い治療費で高い効果を得られるファイザーは、プロペシアユーザーにとってはとても有効なジェネリック医薬品と言えるでしょう。